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B 口腔内視診

口唇・舌・口角・頬粘膜・口腔底・骨隆起・顎下部分に関しての視診を行います。
 口唇は、その色と裂溝について検査します。栄養状態色は、「正常」、「ピンク」、「貧血」、「その他」から選択し、入力します。裂溝は、「正常」、「ひび割れ」、「その他」から選択します。


舌については、味らい・舌苔・圧こん・白斑についての有無と、舌縁の状態について入力します。ガーゼを用いて舌を把持し、舌扁桃から触るようにして検査していきます。この時、患者さんには手鏡を渡し、 一緒に見ながら進めていくべきです。

 まず、味らいや舌苔の状態を見ていきます。味らいは味覚に関係します。例えば、辛いものを食べた後などには、味らいは突出しているように見えてきます。また、舌苔は口臭の原因にもなり、口腔衛生状態の指針にもなります。
圧こんの有無は舌習癖(タング・ハビット)に関係します。例えば、下顎前歯がイレギュラーな場合でタング・ハビットがあると、その排列のような圧こんが舌に残ります。
次の白斑の検査は乳頭腫などの良性腫瘍や舌癌の早期発見、カンジダ症の検査にもなります。
 

口角の検査では、びらんの存在について検査します。

頬粘膜については、角化・咬傷・膨大・潰瘍・白斑・その他について検査します。頬粘膜も、患者さんと一緒に見ていきます。
 角化や潰瘍、白斑は口腔癌の早期発見に、咬傷は咀嚼習慣や歯列の問題、義歯をしている場合はその適否の問題に関係します。
 また、頬粘膜に白い線のようなものが見える場合があります。これは、その患者さんにクレンチングの習慣があることを示唆します。吸啜癖のある場合は、頬粘膜が膨隆してきます。そのようなハビットについても、ここで考察するべきです。


 
腔底は、唾石や嚢胞の検査のためにも行います。また、舌小帯の異常などがある場合も、ここで検査します。
 
骨隆起には、外骨症と内骨症があります。外骨症とは骨の外側に膨隆するもので、内部に生じたものを内骨症といいます。口蓋隆起や下顎隆起は、局所の骨の過剰発育による外骨症で、青少年期以降に発現し、その頻度も比較的高いとされています。
顎下部分については、唾石やその他特記事項について記入します。

 

 

 

セクション4 ・ 唾液腺・リンパ腺の検査(3)

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