(1)(2)(3)(補足)
 
C
歯周組織
歯周組織に関しては、以下の項目について検査します。
 ・ 歯肉の色
 ・ 歯肉の表面
 ・ 粘膜構造
 ・ 遊離歯肉
 ・ 付着歯肉帯
 ・ 粘膜
 ・ 上皮付着の状態
 いずれも歯肉炎や歯周炎の進行状況に関係しています。


【歯肉の色は、明るい(貧血)、正常(紅珊瑚色)、暗赤(炎症)から選択します。】


【歯肉の表面は、艶がある、スティップリング、粗造から選択します。】



 




【粘膜構造は、浮腫、硬い、繊維性から選択します。】

遊離歯肉とは、歯冠部に近接した歯頚部を輪状に取り囲む歯肉で、歯や歯槽骨に付着していない部分です。辺縁歯肉ともいい、歯肉溝によって付着歯肉と区分されます。遊離歯肉は歯肉溝の外壁を形成しています。歯肉溝の正常な深さは2mm以下です。

 付着歯肉(帯)は辺縁歯肉溝から歯肉歯槽粘膜境までの歯肉を指します。付着歯肉は角化上皮で被われ、内面の結合組織がセメント質や歯槽骨に強固に結合しています。そのため、付着上皮は硬く、弾性があり、非可動性です。スティップリングが見られるのも、付着歯肉です。

(歯槽)粘膜は、歯肉歯槽粘膜境から、頬粘膜や口腔底に移行する可動性部分を指します。この移行部を境にして作られる部分を口腔前庭といい、そこでは歯槽粘膜の角化層を欠きます。

これらの上皮は、歯周病の進行に伴い変化していきます。
・ 開始期病変(プラーク付着後2〜4日):付着歯肉の一部と歯肉溝上皮に炎症反応。
・ 初期病変(プラーク付着後4〜7日):付着上皮中に炎症細胞の出現。
・ 確立期病変:付着上皮が根尖方向に増殖し、ポケット上皮を形成。
・ 発展期病変:付着上皮が根尖方向にさらに増殖し、やがて剥離。

すなわち、歯周ポケットの形成は付着上皮の深部増殖と関係があり、上皮付着の状態を把握することは歯周病の進行状況を把握することとして大変重要です。

D 唾液
最後に、唾液検査を行います。唾液検査については、その特記事項を入力すると言う形となります。



 

セクション4 ・ 唾液腺・リンパ腺の検査(補足)

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